20代半ばになってきた。フリーターをしていたけど、そろそろ正社員になりたい。
ハローワークって、ブラック企業ばかり紹介されると聞いたよ。どうなの?
この記事では、フリーターや既卒のかたが、ハローワーク以外で仕事を探す方法についてお伝えします。
フリーターがハローワーク以外で仕事を探すには?
ハローワークだけでなく、さまざまな方法で仕事を探すことができます。おもな探し方をまとめました。
2.企業の公式サイトから、採用情報を調べる
3.フリーペーパーや新聞の折り込み広告から探す
4.若者向けの就業支援センターを利用する
5.SNSで探す
6.友人や知人に紹介してもらう
7.就職エージェントで紹介してもらう
1.就職サイトや求人サイトで探す
就職サイト、求人サイトとはオンライン上で求人情報を紹介するWebサイトのことです。フリーターも仕事を探せる求人サイトとしては、「リクナビNEXT」や「Indeed」(インディード)、「タウンワーク」、「doda」(デューダ)などがあります。
希望条件に沿った求人検索ができるだけでなく、企業側からのオファーを受けるサービス(=スカウトサービス)もあります。
全国の求人を検索できるのがメリットですが、書類の作成や面接の練習もすべて一人でやらなければなりません。
2.企業の公式サイトから、採用情報を調べる
企業の公式サイトにある採用情報から、募集職種を探す方法です。興味のある企業があるかたは、公式サイトにアクセスしてみるといいでしょう。
多くの企業サイトの場合、「企業情報」⇨「採用情報」とたどることでチェックできます。
ただし、中には採用情報を公開していない企業もあり、フリーターが応募するにはハードルが高い場合もあります。
3.フリーペーパーや新聞の折り込み広告から探す
駅に置かれたフリーペーパーや、新聞の折り込み広告から仕事を探す方法です。フリーペーパーとしては、「DOMO!」や「タウンワーク」、「ジョブアイデム」などがあります。また、日曜日の新聞の紙面にも小さな求人広告があります。
求人広告は広告スペースが狭いので、採用条件や労働環境などがわかりにくいことがあります。Webサイトを調べたり問い合わせをするなど、応募の前に下準備する必要があります。
4.若者向けの就業支援センターを利用する
ハローワークは、国(厚生労働省)が運営する就職事業です。
これに対し、都道府県が主体となって若者の就労支援をおこなっているのが、ジョブカフェです。特に、ニートやフリーターなど、まだ正社員として働いたことがない人へのサポートもおこなっています。
ハローワークが、就職をめざすこと前提に求人を紹介する事業であるのに対し、ジョブカフェは、働く決心がついてない人の相談にも乗ってくれます。
5.SNSで仕事を探す
X(旧ツイッター)などのSNSで仕事を探す方法です。いまや、企業がSNSで情報を発信するのはめずらしくありません。
こういった企業の中には、ツイッターで求人を出しているところもあります。
過去のポストをさかのぼれば、実際にその企業で働く社員の“人間味”にふれることができます。Xで〖正社員 募集〗などと検索すると、求人が見つかります。
小人数を採用したいとき、名のある企業でも求人サイトを介さずにSNSで募集をかけることがあります。気になる会社のアカウントをフォローしておくと、急な求人にも対応できるようになります。
6.友人や知人に紹介してもらう
友だちや知人に仕事を紹介してもらう方法です。たとえば、飲み友達の紹介で、求人募集をかけてない会社に紹介してもらう、ということもあります。
7.就職エージェントで紹介してもらう
「就職エージェント」とは、民間の就職支援サービスのことです。求職者一人一人にアドバイザーがつき、応募書類の書き方や面接の対策をアドバイスしてくれます。
ハローワークの場合、求人を出す企業側の掲載料は無料です。
これに対して、就職エージェントは求人を出す企業側がお金を払って人材を募集しています。このため、本気でいい人材を探している企業と出会える確立が高くなります。
フリーターや既卒向けに特化した就職エージェントもあり、無料で利用できます。
>> 【20代・30代・40代】ニートやフリーターも利用できる転職エージェント5選
みんなは、どうやって仕事を探しているの?【タイプ別仕事の探し方】
やりたい仕事・職種が明確に決まっている人
明確に働きたい職種が決まっているなら、仕事の探し方はかんたんです。求人サイトで【一般事務】【エンジニア】【営業】などで検索すれば、すぐ見つかります。
就職そのものを迷っている
まだアルバイトの形態でいいのか、それとも正社員をめざして就職活動したいのか?
入り口のところで迷っているのなら、「ジョブカフェ」などの若者向け就業支援センターのご利用がおすすめ。
こういった施設は、就職活動をする前の相談にも乗ってくれるからです。
やりたいことが決まっていない人
フリーターのかたや、就職してすぐ辞めてしまった既卒のかたで、やりたい仕事がわからない場合。
まずは、「自己分析」をしてみるのがおすすめです。
・自分の人生をふり返って特徴を挙げてみる
・いままで他人にどう評価されてきたか、思い出してみる
中には、専門的なスキルや知識が必要な仕事もあります。
「やりたいこと」と「できること」の重なっている部分を仕事にできるのが理想です。
・業界の研究をしてみる
企業が加盟しているような団体のホームページを探し、業界全体の動向をチェックします。まったく興味がなかった企業を発見することができます。
・理想の働き方の条件をぬきだしてみる
給料の高い仕事は、休みが思うように取れなかったり、責任の重い仕事で心理的負担が大きかったりします。
休日や勤務時間など、優先したい条件を書き出し、会社を選ぶ基準にします。
何をもって「ブラック企業」と感じるかは人それぞれです。ネットで評判を調べることも大切ですが、自分自身の判断軸も持っておきましょう。
・社会人と交流できる場に出かける
フリーターやアルバイトしか経験していないと、関りを持つ人たちの半径が狭かったはずです。
正社員になると、同僚だけでなく、「お客さま」「取引先」といった利害関係をもつ他者ともつき合っていかねばなりません。
そこで、就職活動のかたわら、社会人とも接点をもてるような場に出かけるのもおすすめ。
たとえば、私の場合、地域のスポーツセンターでフットサルを楽しみました。公務員のかたや一般企業に勤めるかた、フリーランスのかたと接することができました。