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いじめの後遺症でコミュ障に?“抑圧”が脳に与える精神疾患とは?

いじめの後遺症でコミュ障に?“抑圧”が脳に与える精神疾患とは?自尊心

わたしは、小中学校から高校まで極度のコミュ障で、学校ではほとんど口を利けませんでした。

授業中、先生にあてられたら、その質問には答えていました。しかし、休み時間に友だちと会話することはできなかったのです。

 

この記事では、いじめの後遺症でコミュ障になってしまった経緯、また“抑圧”が脳に与える精神疾患について語ってゆきたいと思います。

いじめの後遺症でコミュ障に?記憶が“吹き飛ぶ”こともある?

小学校のころのわたしは、ひとたび外に出ると、他人と会話できませんでした。家ではむしろ、饒舌なぐらいしゃべれるのに。誰よりも、家族を笑かしてたのに・・・

 

“外に出ると、まともに会話ができない”

 

母によれば、わたしがこうなってしまった原因は、保育園で受けた壮絶ないじめだったらしいのです。

 

「らしい」と書いたのは、実は、保育園のころの記憶が“欠落”しているからです。

 

たいていの人は、ひとつやふたつ、保育園のころの思い出があるのではないでしょうか? 友だちと遊んだこと、好きだった女の子のこと・・・

 

ところが、わたしの場合、保育園に通っていた2年間の記憶がすっぽり抜け落ちてしまっているのです。

他人を見下すことで劣等感をコントロール? “抑圧”が脳に与える精神疾患とは? 

いじめの後遺症でコミュ障に?“抑圧”が脳に与える精神疾患とは?

精神科医のフロイトが提唱した、「防衛機制」という概念があります。

 

受け入れがたいほどの危機にさらされたとき、“自我”は、それが意識に上らないようにさまざまな抵抗を試みます。

 

 「防衛機制」がもたらす防衛反応のひとつに、【抑圧】というメカニズムがあります。

 

いじめのような嫌なことがあったら、そのことを引きずらないように、心の奥底に一時的にしまいこんでおく作用のことです。

嫌な記憶が「顕在意識」にのぼってこないように、心の奥底にしまいこんでいるのです。だから、表面上は覚えてないのです。

 

ただし、実際には“いじめられた体験”を消化できたわけではなく、心の中にためこんでいる状態です。

“抑圧”がすぎると、その弊害として、「楽しい」とか「嬉しい」とかいった感情も感じにくくなります。ひどい場合には、声が出なくなったり、睡眠障害を起こしたりすることもあります。

 

 

コミュ障となっていちばん辛いのは、“劣等感のコントロール”です。周りが円滑にコミュニケーションを取り合っている中、ひとりそれができない自分。強烈なコンプレックスを抱きます。

 

すると、無意識化で、他人を見下してしまうことがあります。

「あんなバカと会話しても意味がない」

「他人と違う自分は、“高尚な人間”なんだ!」

 

人を見下すことで、何とか心のバランスを取ろうとするのです。自尊心がある、というより見せかけの自尊心で落ち着かせようとする感覚。

こういった気持ちが顔や態度に出てしまうと、ますます他人とコミュニケーションを取るのが難しくなってゆきます

 

「人間性がいいか悪いか」ではなく、防衛本能のひとつとして、そういったメカニズムがはたらいてしまうのです。こういった心理状態になると、ホントに辛いです。自分がとても“嫌な人間”に思えて、自己否定をくり返すようになってしまいます。

 

 

今では人並みにコミュニケーションを取れるようになりました。それでも、初対面の人と長い会話を交わすと、強いストレスを感じます。

いじめの後遺症から、空気を読んで間(ま)を埋めようとして、無理してしゃべる。ひとりになってから、どっと疲れが出てしまうのです。

まとめ

「 いじめられる側にも原因がある」なんてことを、平気で言う人がいます。

 

そんなことはありません。いじめられた側は、一生トラウマが残ります。子どもの頃に受けた“心の傷”は、コミュニケーション能力に支障を与え、

  • 交友関係
  • 恋愛
  • 就職活動

すべてに影響を及ぼします。

 

いじめは、人生をめちゃくちゃにすることもあり得るのです。